【美容師セミナー】ヘアスタイルを分析する4つのポイント!
1、ヘアスタイルの見方がわからない
美容師セミナーを探す時、あなたはどんな理由で探しているでしょうか?
日本カットアカデミーの受講生も、立場やポジションによってさまざまな理由があります。
その中でカットを勉強しているアシスタントの方や、ブランクが有る方によくあるのが、「ヘアスタイルの見方がわからない」という理由です。
カットしたい手本のスタイルがあったとしても、そのスタイルを作るために、「何をポイントとしてみたらいいかがわからない。」
そして、「どこからどう切ったらいいかがわからない」というものです。
カットを習い始めたばかりだったり、カット経験がないと、ヘアスタイルをつくろうとしても、何をどうしたらいいのかわからないですよね。
そこで、もしスタイルを見たときに、すぐポイントがわかって切り方が思い浮かんだら、迷わず切り進められるのではないでしょうか?
ヘアスタイルを作るときには、「3つのライン」と「ボリュームの位置」という4つのポイントを見ることが大切になります。
これらをおさえることがスタイル分析となり、その後のカットをスムーズに進めることが出来ます。
この記事では、ヘアスタイルを見る際のポイントである「3つのライン」と「ボリュームの位置」について解説していきます。
スタイルの分析方法を身に付けて、楽しくカットをしましょう!
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2、3つの「ライン」とボリュームの位置
ヘアスタイルを見る際に、ただ漠然ととらえようと思うと、なんとなく曖昧にしかそのスタイルを再現することが出来ません。
そのため、「3つのライン」と「ボリュームの位置」をしっかり見るようにしましょう。
見るべき「3つのライン」は以下になります。
①アウトライン
②レイヤーライン
③バングライン
この3つのラインにプラスして、正面からと横から見たときのボリュームの位置をしっかりとコピーできれば、
なんとなくではなく、しっかりとスタイルをコピーすることが出来ます。
2-1アウトライン
アウトラインを見る際は、下記の2つを確認しましょう。
- どれぐらいのレングス(長さ)か?
- どのようなラインなのか?
特にレングスは、印象が変わる大切なポイントとなりますのでしっかり見るようにしましょう。
◎ショートスタイル
提供:ARC+https://www.arcplus.jp/
顔のパーツや耳の位置からの長さをみて設定をします。
例えば、もみ上げは耳下4センチ、襟足は横から見たときにアゴ下3センチというように、具体的に見ていきます。
◎肩付近のミディアムスタイル
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肩上何センチなのか、肩下何センチなのか等、肩からの長さを見て設定します。
◎肩下のミディアムスタイル~ロングスタイル
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鎖骨の何センチ上なのか下なのか、肩甲骨の何センチ上なのか下なのかを見て設定します。
写真では、スタイリングで髪の毛が巻いてあったりすることもあるので、同じように髪を動かしてみて、伸ばした長さで設定します。
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また、どのようなラインであるか、というところも注目しましょう。
もみあげ、耳後ろ、襟足の真ん中の3つのポイントの長さを見ます。
そして、それらのポイントを繋いだら、どのようなラインになっているのか、という所を見ます。
ライン自体はスタイルによって様々です。
床平行、前上がり、前下がり、サイド前下がり後ろ床平行、サイド前上がり後ろ床平行、等々…。
それぞれのポイントの点と点をつないで、ラインを作っていきましょう。
2-2レイヤーラインとボリュームの位置
段の入っているスタイルの場合、表面に出ているレイヤーラインに注目します。
レイヤーラインは、大きく分けると3種類あります。
①床平行
②前上がり
③前下がり
スタイルの一番表面にきているレイヤーラインが、どのようなラインになっているかに注目しましょう。
そして、ボリュームの位置は正面から見たときと横から見たときに、どの位置にボリュームがきているのかを確認しましょう。
ボリュームの位置を確認する際は、顔のパーツと照らし合わせてみるようにしましょう。
例えば、「鼻の延長上」や「顎と唇の間」のように細かく具体的に見ていきます。
ボリュームの位置は、正面から見たときと横から見たときに確認することが出来ます。
ここで注意したいのは、スタイルによっては正面から見たときと、横から見たときのボリュームの位置は、必ずしも同じではないということです。
表面のレイヤーラインと、スタイルを正面から見たときと横から見たときのボリュームの位置は、大きく関係しています。
①正面からと横からのボリュームの位置が同じであれば、表面のレイヤーラインは床平行のレイヤーラインとなります。
②正面からと横からのボリュームの位置が、正面が高くて横からが低ければ、表面のレイヤーラインは前上がりのレイヤーラインとなります。
③正面からと横からのボリュームの位置が、正面が低くて横からが高ければ、表面のレイヤーラインは前下がりのレイヤーラインとなります。
レイヤーラインとボリュームの位置は、同時に確認するようにしましょう。
2-3バングライン
バングラインは、長さやデザインで大きく印象が変わります。
長さは、顔のパーツを基準に設定しましょう。
短めのデザインならば、眉上何センチなのか眉下何センチなのかを見て設定します。
長めのデザインならば、目の上なのか下なのか、鼻の上なのか下なのか、唇の上なのか下なのか、またそれぞれ何センチ上なのか下なのか等をみて設定します。
ラインも色んなデザインがあるので、細かく注目するようにしましょう。
床平行、ラウンド、ななめ、目尻に向かって長い、等々…。
また、それぞれのラインがどの位置からどのように変化しているかにも注目します。
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例えば、瞳の中の黒目の外側までが床平行で目尻にかけて何センチの幅で下がっている、というように。
デザインのよっては小顔に見せることも、逆に大きく見えることもあるので慎重に作っていきましょう。
3、まとめ
ヘアスタイルを見たときに、確認すべきポイントが明確であれば、的確にそのスタイルを分析することができます。
そしてそのスタイルをしっかりと再現することができます。
ヘアカタログに載っているスタイルを、迷うことなく切ることが出来たら、カットが楽しくなって自信が湧いてきますよね!
日本カットアカデミーの美容師セミナーで、自信を持った自分自身を手に入れましょう!
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著者 日本カットアカデミー 安澤智美