【美容師講習】カットに入る前に!正しいハサミの持ち方とは?
1、カットの前の大前提!正しいハサミの持ち方
カットを勉強して、これから美容師として活躍したい!
美容師講習を検索して、さあ受講しよう!…とその前に。
そもそもハサミの正しい持ち方もわかっていないんだけど、こんな状態で講習に参加することなんてできるんだろうか?
はたしてついていけるだろうか…?
そうお考えではないですか?
美容師の仕事はサロンワークだけでなく、最近では介護美容として施設での仕事や、訪問での仕事の需要がどんどん増えています。
それと同時に、介護美容で活躍したいといった理由で講習に参加される方も増えています。
ですが、そういった理由で参加される多くの方が、美容のブランクが空いていたり、介護美容をするために免許を取られた方です。
そうなると、カットが出来るようになる大前提として、ハサミを正しく持てるか、というところが大切になってきますよね。
正しいハサミの持ち方を身に付ける事で、カットを修得するのもスムーズになり、腱鞘炎などのトラブルも避けることが出来ます。
この記事では、正しいハサミの持ち方を紹介します。
正しいハサミの持ち方を身に付けて、スムーズにカットのトレーニングに入れる準備をしましょう!
基礎から学べる美容師講習は、こちらをご覧ください。
参考:基礎から学べる!カット講習 東京・名古屋・大阪・福岡開催情報!
2、アウトサイドカットとインサイドカット
カットの技法は2種類あります。
インサイドカットとアウトサイドカットです。
それぞれのカットをする際のハサミの持ち方と、動かし方について説明します。
2-1アウトサイドカット
アウトサイドカットは、カットする際に主にメインで使っていくカットの技法になります。
アウトサイドカットをする際の、正しいハサミの持ち方は、以下のようになります。
ハサミには指穴が2カ所ありますが、それぞれに親指と薬指を入れます。
親指は、第一関節にも届かないくらいの、引っ掛ける程度にセットします。
薬指は、第二関節付近まで入れます。
そしてハサミのネジのあたりの部分を、人差し指の付け根にセットして、指を「への字」のように曲げ、ハサミを固定します。
人差し指の付け根でハサミを固定することで、ハサミが安定し、カットラインも安定します。
また、アウトサイドカットをする際の、ハサミの動かし方は、親指のみの開閉です。
薬指の方の刃が静刃に、親指の方の刃が動刃になるので、薬指の刃は固定して、親指のみで開閉をしましょう。
2-2インサイドカット
インサイドカットは、ワンレングスなど段を入れない時や、刈り上げの面をよりきれいにする直ばさみの際に使うカットの技法です。
インサイドカットをする際の、正しいハサミの持ち方は、以下のようになります。
2つの指穴に親指と薬指を入れます。
親指は、第一関節付近まで入れます。
薬指も、第一関節付近まで入れます。
人差し指、中指、小指はハサミから離します。
また、インサイドカットをする際の、ハサミの動かし方は、薬指の開閉です。
親指の方の刃が静刃に、薬指の方の刃が動刃になるので、親指の刃は固定して、薬指のみで開閉をしましょう。
3、まとめ
正しいハサミの持ち方を身に付けようとすると、最初は持ちづらいなぁとか、動かしづらいなぁとか、違和感を感じるかもしれません。
ですが、正しいハサミの持ち方を身に付けることで、カットラインが安定しやすくなるので、カットをスムーズに修得することにもつながります。
また、正しい持ち方でカットできていないと、腱鞘炎等で手を痛めてしまうこともあります。
カットのトレーニングを始める前に、正しいハサミの持ち方で、ハサミの開閉のみのトレーニングをすることで、だんだんスムーズに動かせるようになりますよ。
正しいハサミの持ち方を身に付けて、自信をもってカットのトレーニングにすすみましょう!
まずは是非美容師講習の体験コースにご参加ください!
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著者 日本カットアカデミー 安澤智美