1、シンプルゆえに奥深いワンレングス
ワンレングスはサロンではカットのカリキュラムの1番最初であることが多いように思います。
ですが日本カットアカデミーの講習では前半コースの一番最後にワンレングスのトレーニングをします。
なぜならワンレングスは、頭の骨格や髪の習性を理解していないとキレイにワンレングスを作るのが難しいからです。
ラインに穴が開いてしまったり、段が入ってしまったり…。
ワンレングスをカットするうえで大切なポイントのうちの1つを紹介します。
体験コースでワンレングスのレクチャーをご覧いただけます。詳しくはこちらをご覧ください。
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2、髪の毛は濡れると伸びて、乾くと縮む
ワンレングスをカットするうえで大切なポイントのうちの1つは、髪の毛は濡れると伸びて乾くと縮むという習性をおさえておくことです。
髪の毛が完全に乾いていて、驚くほどよく切れるはさみであれば自然にとかしおろしてフリーハンドでそのままカットすればワンレングスを作ることが出来ます。
ですが実際は髪が乾いていればハサミを開閉した時に髪の毛が逃げてしまったり、髪の毛がばらけてしまって切りにくいので、カットラインが乱れやすくなってしまいます。
なのでウエットカットの方が髪の毛がまとまってくれるのでカットしやすくなります。
ウエットの状態でワンレングスをカットする際に、乾いたら縮むということを考慮してカットします。
ワンレングスは内側の髪の毛から表面の髪の毛にいくにつれて長くなります。
乾いて縮む際も、短い部分の髪の毛よりも長い髪の方がより縮むということです。
なので表面に行くほど徐々に長くなるようにカットすることで、最終的に乾いた時にきれいなワンレングスのラインを出すことができます。
どのように徐々に長くなるようにするかというと、1パネル目は真下にとかしおろしてカットして、それ以降のパネルは1パネル目のところまで内側に押してカットします。
そうすると、内側に押してカットした分、表面に行くにつれて長くなります。
そして、最終的に乾いた時には縮んでワンレングスとなります。
3、まとめ
シンプルだからこそ、きれいに作ろうと思うと、難しいワンレングス。
他にもいくつかのポイントがあって、それをおさえたうえでカットにのぞめば「耳後ろ穴開いちゃった」とか「表面に段が入っちゃった」ということなくきれいなワンレングスが作れます!
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