1、ちゃんと教えてもらえない
・サロンでちゃんと教えてもらえない
・先輩にきいてもよくわからない
カットに関して、このような理由で参加されるアシスタントの方がいらっしゃいます。
しかも結構な割合です。
これは後輩を持つスタイリストには耳が痛い、もしくはショッキングな話ではないでしょうか?
あんなに沢山の時間、レッスンに付き合ってきたのに!そんな風に思っていたなんて。でも確かに内心、伝わっているか不安だった…。
2、感覚的な教え方では伝わりにくい
「このスタイルは正面から見たときに45度よりはちょっと軽い感じだから、45度より少しあげた角度でカットするといいよ」
「トップは軽くて動きがあるから、今よりもう少し持ち上げて切らないとね」
これからカットを習う方にとって、こういった感覚的な表現では伝わりません。
少しあげるってどのくらいあげるの?
少し持ち上げるってどのくらいもちあげるの。。。??
自分自身と全く同じ感覚を持ち合わせる方に対してであれば、そうゆうことか!と通じるかもしれませんが、なかなかそういう方ばかりではありません。
なので教育の場では感覚的ではなく明確な表現でなければ伝わりにくいのです。
その為には理論を理解し、明確に表現することが必要になります。
3、より明確に。具体的に。
例えば先程の例の場合。
「このスタイルは正面から見たときに45度よりはちょっと軽い感じだから、45度と90度のちょうど間の67.5度でカットするといいよ」
「トップは軽くて動きがあるから、90度と180度の間の135度に引き出し直してカットするといいね」
より明確で具体的な表現になります。
そうすれば受け取る側もなるほど!と理解しやすくなります。
あとはその角度通りにカットできているかどうかを仕上がってからチェックではなく、できればその場で姿勢や引き出し方等も含めチェックします。
そうすると問題点があればまたそこですぐ修正ができるので、その分解決が早くなります。
4、まとめ
かわいい後輩の成長は、先輩としてとても嬉しいですよね。
それが、自分の関わり方、指導の仕方で成長が早くなったとしたらなおのこと嬉しいです。
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