1、技術同様に求められるのはコミュニケーションスキル
美容師にかかせないスキルはカットやカラー・パーマといった技術ですが、同じくらい大切なのはお客様とのコミュニケーションスキルです。
どちらか一方だけが出来てもお客様との間の信頼関係を築きにくかったり、多くのファンをつかむことは難しいと言えます。
2、失客にもつながりかねない?!美容室での会話
受講される方に話を伺っていると、お客様とのコミュニケーションに悩みをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
何を話したらいいかわからない。
カウンセリングの仕方がわからない。
困ったときは、「今日はいい天気ですね」「お仕事は何をされてるんですか?」「休日はどうすごされるんですか?」…こんな風に普段お客様と会話をされている方もいらっしゃるかと思います。
ですが雑誌等でよくあるアンケートの「美容室で嫌なことランキング」で必ずランクインするのが、
プライベートなことを聞かれるのが嫌。
美容師が自分の話をしてきて聞くのが疲れる。 etc...
こういったコミュニケーションにまつわることです。これでは信頼関係どころか失客にもつながりかねません。
こういった印象をお客様に抱かせてしまうのには原因があります。その原因を取り除けば、こちらから色々話しかけなくとも、お客様から積極的に話をしてくださるようになります。
ではどうすればお客様に不快な思いをさせることなく色々な思いを引き出すことができるのか・・・?
3、許可をとって心を開く
まず大前提として、お客様は髪の毛を整えるために美容室にいらしています。なのでお天気やお仕事の話ではなく、髪の毛にまつわることを会話の中心とします。
お客様に入客する際、特にご新規のお客様は聞きたいことが盛りだくさんです。
前回いつカットしたのか?カラーはどんな色にしたのか?パーマはかけているのか?縮毛矯正の履歴はあるのか・・・?
質問する前にするべき大切なことは、「許可をとる」ということです。
「今日は○○さまにご満足いただけるスタイルを提供するために、5分ほど質問の時間をとらせていただきたいのですがよろしいでしょうか?」
この投げかけでお客様から許可を頂けたら大丈夫。お客様はこれから質問されるんだと心の準備ができるので、不快な思いをさせることなくすんなりと、そして満足いく仕上がりのために積極的に質問に答えてくださいます。
許可なくこの質問をお客様に一気に投げかけてしまうと、相手はしつこいなと感じたり、その時間をすごく長く感じて疲れてしまったりします。
ほんの少しの投げかけで相手の抱く印象はがらりと変わり、スムーズなコミュニケーションをとりやすくなります。
4、まとめ
コミュニケーションは、聞き手と話し手があって成り立ちます。
日本カットアカデミーのセミナーの中では、相手がどんどん話をしたくなる「聞き方」や、より相手に伝わりやすくなる「伝え方(話し方)」もお伝えしています。
コミュニケーションを学ぶことでお客様との信頼関係を築くことができるだけでなく、職場のスタッフとの関係性や家族との関係性が良くなったというお声もよくいただきます。
周りの方との関係性が良くなると、日々がより楽しく気持ちよく過ごせますね!
カットにプラスしてコミュニケーションも学べる!
是非ご参加おまちしております!
現在募集中のセミナーは、こちらをご覧ください。
参考:コミュニケーション学を学べる!美容師セミナー!東京・名古屋・大阪・福岡 開催情報!
著者 日本カットアカデミー 安澤智美