目次
1、どこが違うのかがわからない
カットした時に思い描いていたスタイルとなんだか違うと思うことがある。
でも何が違っているのかがわからないのと、わかったとしてもどう直したらいいかわからない。
以前の受講生に受講理由を伺った時に返ってきた答えです。
何かが違うのはわかっても、何がどう違うのかわからなければ修正することが出来ません。たとえここが違うとわかったとしても直し方がわからなければ、それはそれでスタイルを完成させることができませんよね。
そこでスタイルを見る時のポイントを日本カットアカデミーの美容師セミナーの中から一部抜粋して紹介します。
2、スタイルの中で見るべきポイントとは
ヘアスタイルを見たときに確認したいポイントはいくつかあるのですが、その中でも大きなポイントとなるのは以下の3つになります。
2-1アウトライン
まずはアウトラインの長さを確認します。
もみあげの長さや襟足の長さなど、それぞれの長さがしっかりとイメージ通りの長さになっているかを確認します。
長すぎても短すぎてもイメージとは変わってしまいます。
(ANG理論、RPH理論、RPC理論より)
2-2正面から見たときのボリュームの位置(またはフォルム)
正面から見たときにどこにボリュームがきているかを確認します。
顔のパーツと照らし合わせながら、顔のどの位置にボリュームがあるといいのかを確認します。(RPC理論より)
ショートスタイルの場合は、耳上のフォルムをみて角度をイメージします。(ANG理論より)
2-3横から見たときのボリュームの位置
スタイルを横から見たときにどこにボリュームがきているかを確認します。
顔のパーツと照らし合わせながら、顔のどの位置にボリュームがあるといいのかを確認します。(RPH理論、RPC理論より)
以上の3つのポイントをおさえていればかなり近いバランスでスタイルを作ることができます。
3、修正方法
上にあげた3つのポイントを基準にスタイルをチェックすれば自ずと修正方法もわかります。
アウトラインが長すぎれば長さをあわせる。
正面から見たときのボリュームの位置が違えば、レイヤーラインを調整する。(下げることはできないので注意!)
横から見たときのボリュームの位置が違えば、RPの長さを調整する。(下げることはできないので注意!)
4、まとめ
見るべきポイントがわかればどこかどう違うのかを明確にすることが出来ます。
そして修正点も明確になります。
日本カットアカデミーでは長さ別に推奨しているカット理論があるので、よりシンプルに修正点をとらえることが出来ます。
カットに関する頭の中のはてな?をなくして、楽しくカットをしましょう!
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参考:カットのすべてがわかる!カット講習!東京・名古屋・大阪・福岡 開催情報!
著者 日本カットアカデミー 安澤智美